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平成30年秋篠宮様の誕生日会見の深刻な波紋 6~イキイキとするが自己矛盾に気付いていない左派、困惑する右派

文仁親王殿下お誕生日に際し(平成30年) 会見年月日:平成30年11月22日 会見場所:秋篠宮邸

今回は、秋篠宮様の問題発言につき、右派と左派がそれぞれどのような反応を示したのかについて検証したいと思います。

まず、右派である八木秀次氏は以下のように述べています。

大嘗祭「国費で賄うことが適当かどうか」秋篠宮さま 2018年11月30日 NHK政治マガジン

>秋篠宮さまの発言について、憲法学者で麗澤大学の八木秀次教授は「大嘗祭は宗教的性格を有するが、憲法に定められた皇位継承を行ううえでの重要な儀式であり、皇室の私的行事とはならない。国費から支出することに問題はなく、議論も尽くされていて、何を懸念されているのか真意をくみ取れない」と述べました。そのうえで、「予算の使い方について公の場で言及されたものであり、皇族による政治的な発言とも言え、決して無視できるものではない」と話しています。(以上抜粋)

八木氏はゴリゴリの男系男子維持派であり、私とは考え方が相容れない部分が多い人物ではあります。しかし、八木氏は陛下の生前退位ご希望についても厳しい意見を述べており(違憲の可能性にまで踏み込んでいた)、「天皇や皇族の政治的発言」には相当厳格に向き合っている立場です。国民主権・民主主義の見地から、この一点においては私は八木氏に同調せざるをえません。

また、高森明勅氏も秋篠宮様の発言には疑問を述べています。

大嘗祭、公費支出に疑義「秋篠宮さまは少し勘違いされている」 『高森明勅』 2018/12/05 iRONNA

去る11月30日は秋篠宮殿下の53歳のお誕生日だった。この日に公表された殿下と記者たちとのやりとりの一部が波紋を広げている。
反響を呼んだのは、来年11月に予定されている皇太子殿下の皇位継承に伴う大嘗祭(だいじょうさい)の在り方について、かなり踏み込んだご発言をされた部分だ。

「宗教色の強いものについて、それを国費で賄うことが適当かどうか」「平成の時の大嘗祭のときにもそうするべきではないという立場だった」「私はやはり内廷会計で行うべきだと思っています」「身の丈にあった儀式にすれば」「宮内庁長官などにはかなり私も言っているんですね。ただ、聞く耳を持たなかった」「私は非常に残念なことだったなと思っています」

こうした発言については、率直に申し上げて、いくつか勘違いされている部分があるのではなかろうか。

まず、大嘗祭は秋篠宮殿下のおっしゃる通り「皇室の行事」と位置づけられている。だが、その費用の出どころをどう判断するかは、もっぱら国政事項に属する。皇族がそこに踏み込み、政府方針への不満を直接述べられたのは、憲法が天皇に禁じた(国政)権能との関わりで疑問を持たれかねない。もちろん、天皇ではない皇族なら国政権能に関与してよい、というわけではない。
平成の大嘗祭でも既に公費(宮廷費)が充てられ、そのことは特に重大な憲法上の疑義を生じることもなく、大方の国民にも素直に受け入れられている。これにことさら異議を強く唱えられることは、「国民統合の象徴」たる天皇のご近親としても、必ずしもふさわしくないのではあるまいか。
前例の宮廷費支出を改めて「身の丈にあった儀式にすれば」という表現は、そのまま受け取ると、あたかも天皇陛下がご自身で執り行われた大嘗祭が「身の丈を越えた」ものであったかのような印象を与えてしまうのではなかろうか。
そもそも大嘗祭は天皇一代に一度限りの重大な祭儀である。天皇以外の方が、その在り方にあれこれ言及されるのは、僭越(せんえつ)な振る舞いともみられかねないだろう。

もちろん、大嘗祭は神道最大の祭儀とも言い得るものだ。したがって「宗教色」は否定できない。しかし、その一方で古代以来、皇位継承に伴う大切な伝統的儀式であり続けて来たという揺るぎない事実がある。
政府は大嘗祭の宗教的意義とは関係なく、憲法それ自体が皇位の世襲継承を要請している限り、その継承に伴うべき伝統儀式の執行には公的責任を負うという判断に立つ。その立場から前回も公費を支出したし、今回もそれを踏襲しているのである。
たとえば、奈良の法隆寺や東大寺の仏像などは当然、宗教的な礼拝対象だ。それでも、その修復に際しては、文化財保護という観点から公費が支出される。これと共通した考え方だ。よって、これを直ちに憲法の政教分離原則に抵触すると考えるのは、当たらない。

秋篠宮殿下は、大嘗祭を「内廷会計(内廷費)」で賄うべきだとおっしゃったが、内廷費は皇室経済法施行法で規定された定額が毎年、国庫から支出されており、その額はわずか3億2400万円に過ぎない。この金額から、皇室の恒例祭祀を支える20人余の掌典(しょうてん)職など内廷職員の人件費も支出されている。その使い道は、ほぼ決まっているのである。そのどこから大嘗祭の費用を工面できるとお考えなのであろうか。
殿下は「大嘗祭は絶対にすべきものだ」とおっしゃっている。大嘗祭は毎年恒例の新嘗祭(にいなめさい)とは明確に異なる。その区別を踏まえて皇位継承儀礼にふさわしい形で行おうとするならば、内廷費の全額を充てても到底足りない。
その点で、大嘗祭の「本来の姿」についても、いささか誤解されている節がある。大嘗祭の古儀の在り方については、貞観の「儀式」や「延喜式」に詳しい規定がある。それらを見れば、大嘗祭がいかに壮大な国家・国民を挙げての祭儀であったかが分かる(拙著『天皇と民の大嘗祭』(展転社)参照)。
なお、内廷費は「天皇のお手元金」という性格を持つ。そうであれば、いくらご近親であっても、その使途について内廷「外」の方が口を挟むのは、少し筋が違うのではないか。

宮内庁の山本信一郎長官に対して「聞く耳を持たなかった」と極めて強く非難されたのも、殿下の品位のためには、望ましいことではなかった。改めて言うまでもなく、宮内庁長官は大嘗祭費用の出どころを決定するような国政事項に関与すべき立場にはない。政府の一員として、その方針に従っているに過ぎないのである。

今回の秋篠宮殿下の大嘗祭に関するご発言は、記者の関連質問にできるだけ親切に答えようとされる中で出てきたものだ。殿下が「もう、それ(大嘗祭への宮廷費の支出)は決まっているわけです」とおっしゃられているように、特に政治的効果を意図されたものでないことは明らかだ。

そのお考えの基礎にあるのは「税金の使い方は厳格に」という国民への深い思いやりだろう。誠にありがたい。
ただし、ご発言の一部については、ご自身の重い立場に照らして十分に慎重なものだったとは断言しにくいのではあるまいか。

以上、私なりの感想をあえて忌憚(きたん)なく述べさせていただいた。妄言の数々、ご無礼の段は平にお詫び申し上げる。
(以上)


高森氏は八木氏とは逆に女帝・女系天皇に理解のある人物ですが、こうして男系男子派の八木氏と、女帝女系理解派の高森氏が秋篠宮様の言動についてそれぞれ疑問を呈していることは興味深いと思います。高森氏の意見を読むと、秋篠宮様が大嘗祭、祭祀、皇室の文化、内廷費などについて本当に理解がなく、皇族を53年も続けてきたことがあまりにも信じ難いです。あまりにも無知でこちらが恥ずかしくなるくらい。ただ高森氏は最後の最後で秋篠宮様の発言を庇うコメントを添えていますが、秋篠宮様が自分の皇族費大幅増額や33億円の宮邸、そして立皇嗣の礼に関しては辞退しない姿勢を見ると、秋篠宮様が「税金の使い方を厳格に考えている」とは言えません。

その一方で、いわゆる「左派」に該当すると思われる人々からは、秋篠宮様の発言を「歓迎」「称賛」する動きが目立ちました。
典型的な左派である共産党は以下のような見解のようです。

共産・小池氏、秋篠宮さま発言「問題があるとは考えない」 2018年12月4日05時00分 朝日新聞

>秋篠宮さまが天皇の代替わりに伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」への国費支出に疑問を呈したことについて、共産党の小池晃書記局長は3日の定例会見で、「政治的発言だという指摘もあるが、天皇家の行事のあり方について、天皇家の一員である秋篠宮が発言することに、問題があるとは考えない」と述べた。(以下有料記事)

共産党はどちらかというと、天皇制そのものに反対している思想だと思われます。その共産党が、よりによって皇族である秋篠宮様の発言を「問題ない」と歓迎しているのですから驚きです。
もっとも、この裏の意図を考えると、共産党は皇族にどんどん政治的発言をしてもらい、皇族や皇室、天皇制の在り方そのものに国民が疑惑を持ってくれることを期待して、敢えて秋篠宮様に「言いたいことを言わせて自滅させよう」と目論んでいる可能性もあります。

共産党に限らずネットなどを通じても、左派的な考えを持った人たち、特に今の自民政権を嫌悪している人々は、秋篠宮様の意見を称賛・歓迎している傾向が見て取れます。しかしこういう意見の中には、現政権に対する憎悪が高じるあまり冷静さを失い、ただ「現政権は皇族(秋篠宮様)の言うことを聞け!政府は皇族よりも偉いのか!このまま聞く耳を持たずに前例に従うのか!」と、現政権を叩きたいためだけに秋篠宮様の発言をとことん利用しようという印象しか残りませんでした。
仮に政府が秋篠宮様の意見を聞き入れて大嘗祭の規模や予算を削ったりすれば、それこそ次代天皇陛下の儀式の軽視につながり、「皇室よりも政府が偉い(?)」という結果をもたらすというのに…政権憎しで秋篠宮様の意見を支持し政府を動かそうとしている連中は、その結果次代天皇陛下の権威が傷つけられることになる結果については頭からスッポリ抜け落ちているのでしょうか?それとも彼らの中で重要なのは「秋篠宮様の意見を聞くこと」であって、「次代陛下の権威」などどうでもいいということなのでしょうか?

もちろん、現政権のやり方には色々不満があっても、それとこれとは話は別だと分けて冷静に考えている人々も少なくないです。私もこの考え方に近いです。

共産党や現政権憎しな連中に限らず、秋篠宮様の発言について「政治的意図はない」「問題ない」と考えてしまっている人たちは、多かれ少なかれ自己矛盾のようなものを抱えてしまっていると感じます。

共産党は本当は天皇制反対なのに、皇族である秋篠宮様の発言を歓迎し、「拠り所」としてしまっている。
現政権憎しの冷静さを失った人々は、官邸(政府)が皇室よりも偉いのかとバッシングしながら、実際に大嘗祭が縮小されることによってもたらされる「官邸による次代陛下の権威軽視」を見逃している。
そして、「秋篠宮様の発言に政治的意図はない」と言い切っている人たちも、本当はそうやって「政治的意図はなかった」と言い張らなければ、秋篠宮様の政治介入を認めてしまうことになると薄々分かっているので、こう言うしかないという一面がある。
「秋篠宮様の発言に政治的意図はなく問題はない」と言っている人たちは、本気でそう信じている愚かな人と、「秋篠宮様を政治的局面から救うために“大人の対応”でそう言わざるをえない」人に分かれるので、その見極めはある程度必要かという気はします。


このように、秋篠宮様の発言に「問題なし!」と唱える人々は、多かれ少なかれ自己矛盾を抱えてしまうことになったわけです。当人たちがそれに気づいてるか否かは分かりませんが。

ところで、秋篠宮様の発言と時を同じくして、新天皇陛下の即位の礼や大嘗祭に対する「違憲」訴訟が、一部の宗教関係者などから提起されたというニュースも報じられました。訴訟自体は12月10日に提起とのことですが、この件が秋篠宮様のお誕生日と同じ「11月30日」に報じられた意図は一体何なのでしょうか。あまり指摘されていませんが、秋篠宮様の発言と違憲訴訟の動きが息を合わせるように連動しているのを目の当たりにすると、何か非常にきな臭いものを感じます。秋篠宮様と一部組織の裏での結託を疑わざるを得ません。
ニュースの詳細は下記をご覧ください。

大嘗祭「違憲」12月提訴へ 11/30(金) 19:07配信 共同通信

来年催される新天皇の「即位の礼」や皇位継承の重要儀式「大嘗祭」は、憲法が定める政教分離の原則に反するとして、市民団体「即位・大嘗祭違憲訴訟の会」は30日、国に1人当たり1万円の損害賠償と、儀式に公金を支出しないよう求める訴訟を、12月10日に東京地裁に起こすと明らかにした。
原告は、安倍晋三首相の靖国神社参拝違憲訴訟に関わってきた市民やキリスト教、仏教の宗教関係者ら約220人。即位の礼や大嘗祭は、神話に由来する神器が用いられたり、皇室神道形式で行われたりすることから、宗教性は明白だと主張。象徴天皇制にそぐわず、国民主権に反するとしている。(記事ここまで)

上記訴訟を見ても分かるように、秋篠宮様の発言は一部左派を喜々とさせてしまったように見えます。しかし、ついこの間までは、秋篠宮様は右派、特に「ネトウヨ」と呼ばれる勘違い極右から強烈な支持を受けていたはずです。それは「男系男子」たる悠仁様を誕生させたという一点だけで称賛されたようなものでした。勘違い極右からすれば、秋篠宮ご夫妻は皇位継承問題を「解決」してくれた皇室の救世主のように見えたようです。実際はかえって混乱を巻き起こしたにすぎないのに。

それが今では、秋篠宮様は左派の救世主のような存在になっています。私はこの現実を見て、改めて秋篠宮様の愚かさと怖さを同時に感じることになりました。
実は元々、秋篠宮様の妻である紀子妃は、水平思想を持つ川嶋家に生まれ育っており、父親の川島辰彦氏自身も経済学部教授らしからぬ活動が目に付く人であったようです(詳細は当ブログの下記記事をご覧ください)。

眞子様の母方親族について考える 3~悠仁様出産で蒸し返された紀子妃のルーツ
眞子様の母方親族について考える 2~マルキスト疑惑の池上惇教授

紀子妃自身も若い頃から沖縄に関心を寄せたりと、左派的な行動が目立っていました。そして秋篠宮様自身も、妻とその実家の思想にかなり影響を受けたのではないかと思われます。

ところが秋篠宮ご夫妻に男子である悠仁様が誕生してから、お二人はすっかり極右の「アイドル」に。そして、極右の人々が心酔している謎の前科持ち坊主と懇意になりました。また、極右が喜びそうな「明治150年記念」の鹿児島での関連行事にもノコノコ顔を出しています。詳細は当ブログの下記記事をご覧ください。

眞子様の母方親族について考える 1~北朝鮮シンパ&クーデター未遂の怪僧と接点を持った川嶋夫妻
「知事のつきまとい・政治利用」が許しがたいので「画像削除」?秋篠宮ご夫妻(宮内庁)の行き過ぎた態度をいかに考えるか

そしてまた、秋篠宮様の大嘗祭発言を契機に、秋篠宮ご夫妻は今度は左派のアイドルになり、右派は困惑…という結果となったのです。

私はこれまで、秋篠宮ご一家を「アゲアゲ」している組織めいた動きはどこが取り仕切っているのか、見極め切れていませんでした。それはこうやって秋篠宮ご夫妻が右にも左にも都合よく利用される「節操のなさ」が一因になっていることに気付きました。
秋篠宮様ご本人は、自分のことを称賛してくれる動きさえあればご満悦なのでしょうが、右からも左からも「持ち上げられる」ということは、一歩間違えれば「右からも左からも愛想を尽かされて捨てられる」ことにつながると思うのです。ついさっきまでは右派にセイヤセイヤ御輿を担がれ、今度は左派にワッショイワッショイ御輿を担がれて気分良くなっていたところ、そのうち御輿を落とされて自滅するのはほかでもない秋篠宮様自身だと思うのです。
御輿を放り投げられて大怪我するのは秋篠宮様ですが、それもこれも彼の「考え無しの無責任で無節操な言動」が引き起こした結果でしょう。言葉に重みがあるようで実はない。首尾一貫していない。そもそも人柄が信頼できない。

いずれにせよ、秋篠宮様は右とか左とか、誰が総理とかどこの政党が政権をとろうが関係なしに、「軽い御輿」に自らなってしまう危うさを孕んでいるのだと言えます。
他者の都合の良いように容易に利用されてしまう皇族が皇位継承権を持っていることの危険性を、多くの国民がもっと知るべきなのです。彼は政治家や官僚のように責任をとって皇族を辞めることがありませんから。
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キリアキ管理人

Author:キリアキ管理人
今上陛下の生前退位に伴い、国民の理解や同意が得られないまま「秋篠宮様を“皇嗣”(継承順位1位の皇族)として皇太子に準じる扱いにし、支給される皇族費もこれまでの3倍に増やす」ということも一緒に勝手に決められてしまいました。
この問題に危機感を持ち「あらゆる方面から見ても秋篠宮様は皇嗣にふさわしくない方である」ということを、過去の雑誌記事の引用(原則全文)により検証することを目的としたブログです。2020年に予定されている「秋篠宮立皇嗣の礼」に一石を投じたいです。

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